「銅」、「鉄」、「アルミ」、「ステンレス」、「ホーロー」・・・。
皆さんこの5つの単語の共通点はなにかわかりますか?
答えはこれらすべて「鍋」に使われている素材なのです。
こうして見ると鍋って意外とたくさんの種類がありますよね。
料理好きな人は、作る料理ごとでそれぞれ鍋を使い分けている、
こだわりのある人もいるかもしれませんが、一人暮らしだと置き場所のスペースの
ことも考えると鍋は1つか2つくらいで十分足りませんか?
中でも「ステンレス鍋」は普段から馴染み深い調理器具なので、
使用している人もたくさんいるのでは?
ステンレス鍋は煮込み料理、揚げ物など幅広い料理に対応できるのでとても便利。
今回はステンレス鍋を愛用している人向けに、簡単にできる揚げ物のおすすめレシピや
これから購入しようと思っている人向けに、ステンレス鍋のメリットとデメリットなどを紹介します。
ステンレス鍋は焦げ付きやすい?メリットとデメリット!?
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鍋の他にステンレス素材でできた身の回りの物といえば、
キッチンのシンクをはじめ、タンブラー、皿、ハサミなど様々な物があります。
ステンレスは、私たちの生活の身近な金属であるといえるでしょう。
そもそもステンレスとは、英語で「stainless steel」と表記され、
この「stainless」とは”錆びない(錆びにくい)”という意味を持ちます。
鉄(Fe)を主成分としクロム(Cr)、ニッケル(Ni)を含む合金です。
「steel」は”銅”という意味です。
ここからは、ステンレス鍋のメリットとデメリットについて説明します。
- メリット
①:保温性に優れている
ステンレスは、熱伝導率が低く保温性や保冷性に優れています。
そのため、タンブラー、水筒やポットの内壁に使われることが多いです。
じっくり煮込む煮込み料理に向いています。
②:錆びにくい
”錆び”については、ステンレスの大きな特徴とも言っても過言ではないでしょう。
ステンレスは鉄が主成分ですが、クロムで表面を薄い膜で生成している
ため錆びにくくなっています。水回りの多い場所で、ステンレス素材のものが
使われているのは、この錆びにくい特徴をもつというのも一つの理由なのでしょう。
③:IHでも使用できる
近年家庭でも普及しているIH調理機器。IHに対応してない鍋もまだ
多く存在していますが、ステンレス鍋はほとんどがIHに対応可能です。
④:変形しにくい。
鉄を主成分にした素材でできているので、比較的強度があり丈夫にできています。
- デメリット
①:傷がつきやすい
ステンレスは表面に細かい傷が付きやすいのが特徴です。
②:熱伝導が悪い(焦げ付きやすい)
ステンレスは熱伝導が悪いです。アルミの1/10しか熱伝導がありませんので
焦げ付きができやすいのが難点。炒めものや焼き料理には不向きかもしれません。
しかし最近は、ステンレスの間にアルミを挟む三層構造のもが登場し、
熱伝導を高くする工夫が施されています。
ステンレス鍋を使用したオススメレシピ
ここで、ステンレス鍋でも簡単にできる揚げ物のレシピサイトを紹介します。
いくつかオススメのサイトを紹介しますので、詳細はそちらの方を確認してください。
リンク①:https://www.chintai.net/news/2018/10/01/30740/
(揚げ物が初心者の人向けに、ポイントや丁寧なアドバイスが記載されています。)
リンク②:https://www.kurashiru.com/recipes/5d
1a0661-bc93-426b-825f-547c7b78426c
(こちらははんぺんを使用したレシピ。生肉ではないので火の通りを気にしなくても
いいので、初心者でも安心して調理できます。)
ステンレス鍋の焦げ落とし!!頑固な焦げもイチコロのやり方は?
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ステンレス鍋のデメリットは焦げ付きやすい!
ここからは簡単に焦げ付きを落とす方法を伝授します。
できるだけ長持ちして大切に使いましょう。
①:重曹で落とす方法
焦げは酸性の性質をもつので、アルカリ性の性質をもつ重曹で中和して
焦げを落としやすくしてくれます。
(1)鍋に水を張り、重曹を大さじ1程度入れる。
(2)鍋に火をかけ、ざっと重曹をかき混ぜる。
(3)10~15分程度沸騰させたら、一度ゆっくり冷ます。
(沸騰中泡がもこもこ出るので、溢れ出ないように注意しましょう。)
(4)お湯を捨て、スポンジなどを使ってこすり落とす。
②:お酢で落とす方法
重曹を使う方法とほぼ同じです。
(1)鍋に水を張り、お酢を大さじ2程度入れる。
(2)鍋に火をかけ、10分ほど沸騰させる。
(3)お湯を捨て、スポンジなどを使ってこすり落とす。
③:クレンザーの落とす方法
クレンザーは研磨成分を含んだ洗剤なので、焦げや錆びなどの汚れを落としてくれます。
また鍋の内側だけでなく外側の汚れもきれいに落としてくれる便利グッズ。
(1)布巾にクレンザーを直接付ける。
(2)焦げを落とていく。
(3)水ですすいで洗い流す。
さいごに
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ステンレス鍋のメリットやデメリットを紹介しましたが、自分の作りたい料理や
使用用途に合ったものを選んでお料理を楽しんでくださいね。
またここで紹介したお手入れ方法を参考に、長く使用できるようにお手入れも
かかさず大切に使ってください。
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