夏を代表する風物詩といえば、花火大会がありますね。
毎年全国各地でさまざまな花火大会が開催されますが、
それぞれが趣向を凝らしたイベントになっています。
そんななかで、「全国花火競技大会」という花火大会が
大会名からして、どんな花火大会なのか気になりますよね!
ということで、今回は「全国花火競技大会 2023」に
ついてご紹介したいと思います。
そもそも全国花火競技大会って、どんな花火大会なの??
全国花火競技大会の開催場所はどこ?アクセス方法は??
という点などの、全国花火競技大会についての基本的な
情報をこの記事ではまとめています。
全国花火競技大会について気になる方は、ぜひご覧ください。
全国花火競技大会2023とはどんな花火大会?
はじめて聞いた、というかたもいらっしゃると思います。
ふつうの花火大会とは、ちょっと一線を画す大会名ですよね!
その名の通り、全国花火競技大会とは全国の花火師たちが
集い、しのぎを削る花火の競技大会です。
秋田県の大曲で開催されるので、別名「大曲の花火」と
よばれています。
「大曲の花火」だと聞いたことがある方も多いかもしれません。
毎年夏に全国各地で花火競技大会が行われているのですが、
そのなかでも全国花火競技大会がもっとも権威のある
大会といわれています。
その打ち上げ技術の素晴らしさ、規模の大きさ、歴史の長さ
などが評価され、「日本三大花火大会」に選ばれています。
ちなみのほかの二つは「長岡まつり花火大会」と、
「土浦全国花火競技大会」です。どちらも有名な花火大会ですね。
今年、第94回を数える全国花火競技大会ですが、
この大会が始まったのは、なんと1910年(明治43年)
なのだそうです。
明治時代から続いているなんて、歴史がすごいですよね!
100年以上の伝統がある花火大会ということになります。
2023年の開催日は、8月26日土曜日です。
開催時間は昼花火の部が17:10から18:00、
夜花火の部が18:50から21:30となっています。
全国花火競技大会が他の花火大会とは違う点は、参加する
花火師たちがそれぞれ作品としての花火を出品し、
評価を受けるというところ。
クライアントの希望を聞きながら作り上げる、一般的な
花火大会で打ち上げる花火とは一味違うのです。
まさに、花火関係者の真剣勝負で打ち上げられる花火を
見ることができる、貴重な花火の競技大会なのです。
この花火大会での花火打ち上げ数は、約1万8000発とも。
一般的な花火大会では5000発ぐらいの規模が多いのですが、
それより3倍以上もの打ち上げ数になります。
打ち上げ時間は、およそ240分にのぼるそうです。
全国花火競技大会におとずれる観客は約70万人と、
ものすごい人出になります。
まさにこの花火大会の規模の大きさが感じられますよね。
競技の種類として「昼花火」、「自由玉の部」、「芯入割物の部」
(10号玉)、「創造花火」(自由な花火)という4部門が
設定されています。
優秀な作品には「内閣総理大臣賞」などの賞が贈られるのだそうです。
どの部門も興味深いですが、珍しいと思うのは「昼花火」ですよね!
昼花火とは、簡単なものでいうと運動会の日の朝に鳴らされる
大きな音が出る花火のことです。
昼の花火は外が明るい時間帯に打ち上げられるので閃光が
見えないぶん、うちあげた時に出る花火のカラフルな
煙やインパクトのある音で勝負するという部門になります。
普段はなかなか見ることがない、昼花火が見られる貴重な機会ですよね。
夜の花火とはまた違った楽しみ方ができそうです。
全国花火競技大会2023の開催場所とアクセス方法
全国花火競技大会2023の開催場所は、秋田県大仙市
大曲雄物川沿いにある「大曲の花火」公園です。
会場へのアクセスは、電車を利用する場合の最寄駅は
JR大曲駅になります。
そこから花火の会場までは、徒歩30分ほどかかります。
当日はJR秋田新幹線、田沢湖線、奥羽本線で臨時電車が
運行される予定となっています。
この花火大会のために新幹線までもが臨時電車を運行する
なんて、全国花火競技大会の規模の大きさが感じられますね。
自家用車でアクセスする場合は、秋田道大曲ICから車で
約10分の道のりです。
花火大会当日は、例年市内で車両通行止めなどの大規模な
交通規制が行われていますので、車で会場に向かう場合は
事前の交通情報に注意してください。
全国花火競技大会の公式ホームページでは、今年の交通
アクセス情報が決まり次第掲載されるそうですので、
ぜひこまめにチェックすることをおすすめします。
東北地方のみならず、日本中の花火大会の代表格である、
この全国花火競技大会2023。
当日はかなりの混雑が予想されていますが、それでも
一見の価値があるのは間違いない花火大会です。
この夏の思い出に、全国花火競技大会に行ってみるという
のはいかがでしょうか。
コメント