毒親で育った子供はどんな子に成長するのか知りたくはないですか?
毒親はどんな人がなりやすいのか、子育て中のママも知っておくことが大切です。
毒親から離れるために知っておくこと、毒親の特徴、毒親のエッセイなどについて紹介します。
うわべだけじゃない?!根本的な毒親からの解放とは?
毒親になりやすい人は?
ネグレクトや過干渉、暴力などのさまざまな行為によって、子供の成長に悪影響を及ぼす「毒になる親」のことだ。
影宮さんによると、毒親は子供を“ひとりの人格を持った人間”だと理解できず、子供の人生を無自覚に思い通りに支配しようとする傾向があるという。実際には、下記のようなパターンの行為を繰り返すのが、毒親と呼べるとのことだ。
・肉体的暴力や性的暴力を振るう親
・精神的暴力を振るう。
・子供の行動を監視して先回りする。自主性を奪う。
・子供を放置して関心を持たない。
・自身の勝手な価値観を押し付ける。
など人によって様々なので、物理的に距離を置いて親から見つからなくする方法はあります。
世の中の「絶縁しました」と言っている人は、法的に縁を切ったのではなく、親と一切の連絡を断ち、自分の人生から仕方なく、やむなく親という存在を切り捨てたのです。
① スマホの電話番号・メルアドを変える
電話番号を変えてしまえば親はあなたに連絡ができなくなります。
周りに大騒ぎをして協力させ、あなたに連絡をさせないようにしましょう。
電話番号を変えてしまうのが、親が関係する人とのつながりをも断ち切る有効な手段といえます。
②戸籍を「分籍」する
あなたが成人していれば「分籍」という制度があります。
親が筆頭者である戸籍から自分だけ抜けて、新しく戸籍を作るということです。
分籍のメリット
・本籍を好きな場所に設定できます。(自分が住んでいない場所でも)
・自分の戸籍を取り寄せるときに、わざわざ実家のある自治体の役所から郵送等してもらわなくて済みます。
・戸籍の附票に閲覧制限をかけて、住所を知られないための手続きの前段階となります。(後で詳しく)
分籍のデメリット
・二度ともとの戸籍には戻れないので、過去にさかのぼって戸籍の附票などが必要になった時などは面倒です。
・自分が筆頭者になっている戸籍だと、結婚などの戸籍が必要になった場面で「どうしてなのか」と言われます。
「分籍届」を出す方法
①必要なもの:戸籍謄本(全部事項証明)1通・印鑑・分籍届申請書(役所でもらう)
②申請するのは、分籍する本人でなくてはならない
③手数料は無料
④本籍地を自分で決められるので、決めておくこと
本籍地は日本全国どこでもいいため、住所を知られるリスクを減らすため転居先の住所にしない。
場所は本当に自由で、東京タワーでも、皇居でも、スカイツリーでも、富士山の山頂でも。
役所の戸籍関係部署へ行って、「分籍届」を出したい旨を伝えます。
(元の戸籍謄本が必要になるので、遠くへ引っ越す前に役所へ行きましょう)
「よくある届け出」ではないため、申込用紙は備え付けの棚にはなく職員の人が出してくれるでしょう。
③結婚すれば「除籍」される
結婚すれば親とは別の戸籍を作ることができ、除籍といいます。
既婚の方はもうすでに親の戸籍からは除籍されるため、「分籍」は気にしなくて大丈夫です。
※分籍や除籍をしていても、「戸籍の閲覧」は親であればみることができます。
④引っ越しの際は転居先が親に知られないようにする。
親に住所が分からないように進めて、親のことで悩んでいることを理解していない親戚や友達にも、住所を伝えるべきではありません。
「内緒にしてね」と言っても親が巧妙に「心配している、うちの子の住所を教えて欲しい」と言ったら情にほだされて教える可能性があります。
⑤捜索願い対策のため、黙って家を出る時でも書き置き(失踪宣言書)だけは残すこと
「行方不明者届(捜索願い)」を出されないための予防手段として書き置きを残すのです。
失踪宣言書があるということは、警察は事件性がないと判断します。
法的に絶対有効なものではないが、「行方不明者届」を出しても警察は動きません。
※あなたが未成年の場合は、書き置きを残しても親が行方不明者届を出したら捜索される可能性があります。
失踪宣言書の書き方
公的な書類ではないのでどんな紙でもいいです。
①自分の意志で失踪すること
連れ去りや殺人等の事件性がないことの説明になります。
②自殺をするつもりはないこと、必ず帰ってくることを強調する
絶縁なので、必ず帰ってくるとは言い難いですね…。
「いつか必ず帰ります」でもいいのでは。(いつかは来ませんが)
③日付と名前を入れる
PCなどを使わずに自筆で書き、目立つところに置いて出ていきましょう。
④行方不明者届の申請をする
親が行方不明者届を出す前に、こちらから不受理の届けを出しておけば、行方不明者届は受理されないようにするためには警察へ行って申請します。
ただし、この届はDVやストーカー等、本当に命の危険がある時にしか申請を受け付けてもらえません。
⑦引越し先で住民票と戸籍の附票に「閲覧制限」をかける
引っ越したらすぐに、住民票と戸籍の附票が他の人に見られることのないよう、「閲覧制限」をかけましょう。
親ならば簡単に閲覧出来てしまうので、それを防ぐための手続きです。
閲覧制限申請の手順
①警察か女性センター等へ相談、調書を書いてもらい、支援OKのお墨付きをもらう
②役所へ行って申請・手続き
※この後実際に閲覧制限開始となるまでは1週間ほど時間がかかりますので、なるべく早く申請しましょう)この閲覧制限の支援は1年間ですが、1年後に更新が可能です。
あなたの親は本当に毒親?読んでおきたい漫画&エッセイを紹介
- 毒親サバイバル
アルコール依存症の父の元で育った経験を描いたエッセイコミック『酔うと化け物になる父がつらい』(秋田書店)がヒット、2020年には映画も公開された菊池真理子先生。
菊池先生と担当編集のハタノさんが聞き手となって、毒親家庭で育った人たちの過去と今を綴ったのが本作です。
さまざまな年齢・職業の毒親サバイバー11名が登場します。
- 毒親こじらせ家族
ウチの家族“普通”じゃないの!?いつも過積載トラックのよう”なトラブルてんこ盛りな半生を赤裸々に語ったコミックエッセイ『毒親育ち』(扶桑社)が「毒親本」の嚆矢となった松本耳子先生。本作では “毒家族”一人ひとりの濃すぎるキャラクターを掘り下げた毒エピソードを紹介しています。
弟のお受験の親子面接当日に小指を詰めることになったヤクザ父、長女を芸大に入れた時点で満足し、下2人の子は放置プレイした母、性病にかかりまくったギャル妹、セレブ幼稚園に入ったのをピークに右肩下がりの人生を歩む弟などなどがあります。
毒親の影響下から立ち直るまでを描いた前作より明るい印象を受ける本作ですが、松本先生は作中で「父親が苦手だったので顔とか姿を書くのも苦行だった」と語っています。
- 愛と呪い
物語の始まりは1990年代後半。地下鉄サリン事件、阪神大震災、酒鬼薔薇事件と、社会を揺るがす悲惨な事件が続き、閉塞感に満ちた時代でした。
中学生になって父親の行為の異常さに気づいたが、誰も自分を救ってくれないことに絶望していた愛子は、“キレる17歳”と呼ばれた少年たちに共感するかのように、自分を取り巻く世界の破滅を願うようになりますが、何も行動できずにいます。「ただの中二病」と言ってしまえば身も蓋もありませんが、90年代という独特の時代の空気感も再現されていて、この形容しがたい絶望感に覚えがある同世代読者もいるかもしれません。
この作品、「毒親」というジャンルで語るには、内包されていることが大きすぎるかもしれません。
同じく破滅願望を持つクラスメイトの松本さんや、援助交際をしていることを知った上で愛子と付き合う男・田中らとの出会いを経て、愛子は「愛と呪い」にどんな決着をつけるのでしょうか。
まとめ
毒親で育った子供はなんとかして離れるために、様々なことをしなくてはいけません。
自分が今後毒親にならないためにも、毒親の特徴などを知っておくことが大切です。
また、毒親と離れて生活するために、連絡先を友人に教えないようにしましょう。
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