正しく使えてる?お茶を濁すという慣用句はどのように使うのか?

あなたは、「お茶を濁す」という言葉を使ったことが
ありますか?
無意識に使ったことがある方もいるのではないかと
思います。
なかなか普段の会話の中では、出てこない慣用句かも
しれませんが、一度くらいは使ったことがあるかも
しれませんね。
そこで、この記事ではお茶を濁すという慣用句について
ご紹介していきたいと思います。
まずは、お茶を濁すとはどのように使うのか見ていきましょう。
使い方としては、おもにその場を何とかやり過ごしたい
ときに使う慣用句のようです。
ようは、その場から上手く逃げるための文句ということですね。
お茶を濁すという漢字だけ見ると、お茶に関係していると
思った人もいるのではないでしょうか。
よって、以下になぜお茶を濁すという慣用句が使われる
ようになったのか、お茶を濁すという意味と一緒にご説明
していきます。
勘違いしていたら恥ずかしい?!お茶を濁すの意味や語源は?
「お茶を濁す」の意味を調べてみたところ、
「お茶を濁す」とは、適当な事を言って、その場
しのぎをする、ごまかすという意味とのことでした。
なので、先ほどお伝えしたような、とりあえず何とか
やり過ごしたいときに使うのがやはり正解のようですね。
また、お茶を濁すという慣用句をつかうときに、お茶を
作るときのことと勘違いして使ってしまっていた人も
いるかもしれません。
例えば、長い時間、お茶を急須の中に入れたままにしていて
お茶を濁してしまった~といったように間違って使っていた
という感じでしょうか。
このような間違いは、ありがちな気がします。
では、「お茶を濁す」の語源は何なのでしょうか。
語源由来辞典というサイトを見てみると、次のように
買いてありました。
茶道の作法をよく知らない者が、程よくお茶を濁らせて、
それらしい抹茶に見えるよう取り繕うことから生まれた言葉
であるそうです。
ただし、諸説あるようで、次のような語源もありました。
出されたお茶の濁り具合を話題にして、その場しのぎで
話題をそらすところから、お茶を濁すという慣用句が生まれた
という説もあるようです。
以上のように諸説ありますが、なるほど~と思われた方も
いるかもしれませんね。
慣用句の語源を知ることも面白いですよね。
実際使うときはどんなとき?お茶を濁すの例文をご紹介!
実際に、「お茶を濁す」を使うときはどんなときなので
しょうか。
以下に例文をご紹介してみたいと思います。
例文は、こちらのサイトを参考にしてみました。
まずは、「友人にランチに誘われたけど、旦那の悪口大会に
なりそうだからお茶を濁して逃げて来ちゃった。」という
例文です。
こういった会話はたしかに日常でありそうですね。
こういった場合にも使えるということを私も初めて
知りました。
次に、「上司との飲み会が嫌なので、急用があると言って
お茶を濁した。」というものです。
この例文も分かりやすい使い方かなと思います。
最後に「プライベートな質問をされると不快なので、適当な
ことを言ってお茶を濁すことにしている。」というものです。
こちらも先ほどの使い方と似ていますね。
共通しているのは、お茶を濁すようなことが起こったことを
お茶を濁すという慣用句を使って相手に説明しているところ
ですね。
まとめ

これまで、「お茶を濁す」という慣用句の使い方や、
意味・語源について、また「お茶を濁す」を使った
例文をご紹介しました。
ときどき、お茶を濁すという慣用句を使っていたけど、
使い方を間違っていたな~と気づいた方や、普段使った
ことがなかったけど、これを機に使ってみようかなと
思われた方もいるかもしれませんね。
上記の、お茶を濁すを使った例文を見て、気付かれた方も
いるかもいるかもしれませんが、相手に説明をするときに
お茶を濁すという表現を使っているのが分かりますよね。
お茶を濁す状況が起こったときのことや、そういった状況が
起こりそうなときの状況説明に使える慣用句であることが
分かります。
このお茶を濁すという慣用句の使い方や意味を知っている
方は、スッと内容が入ってくるかもしれませんが、相手が
んっ?という顔をしていたら、もしかしたら伝わっていない
可能性もありますね。
そういった場合は、このお茶を濁すという慣用句は
使わずに説明ができるといいですね。
慣用句とは便利なもので、総称して相手に伝えることが
できるので、その分説明を省くことも可能な場合があります。
しかし、会話はお互いが理解しないと成立しませんよね。
はじめにもお伝えしたように、お茶を濁すという意味を
勘違いして使っていた方や、そもそも意味を知らない
という方も多くいます。
私もその一人でした。
なので、特に相手に分かりやすいように伝えたい場面など
ではあえて使わないというのもひとつの手ですね。
もちろん、お茶を濁すという意味が伝わっていれば
会話も成り立ちますので問題ありません。
そのときどきで、使い分けができるといいかも
しれませんね。
「お茶を濁す」という慣用句を上手く活用してみて
くださいね。