注意すべき蕁麻疹の症状:救急車を呼ぶべきラインとは

蕁麻疹が出ていつぐらいに救急車を呼べばいいのか気になりますよね!?
蕁麻疹が出たときにやるべきことや熱などが出たら心配です。
蕁麻疹の症状や自宅でできる応急処置などについて紹介します。
自宅でできる蕁麻疹の応急処置
手でかかない
爪や手でかくことで傷がミミズ腫れのようになる広がる可能性があります。
かゆみを冷やして緩和する
かゆみがある場所に、タオルを氷水に浸けて絞ったものや水シャワーを当てることによって治まります。
アルコールなど飲まない
急性蕁麻疹が出ているときにアルコールを飲むと、血液の流れが促されて強いかゆみになる可能性があるため注意!
お酒以外に刺激がある辛いものなどを食べる、皮膚が刺激される洋服、蕁麻疹を汗が誘発させる場合がある運動なども控えましょう。
身体と心を休める
急性蕁麻疹の要因はストレスのときもあるため、ゆっくりと体と心を休めましよう。
「救急車を呼ぶ目安」
じんましんが出る、呼吸が苦しくなる、咳・腹痛・吐き気などが2つ以上同時に起こった場合はアナフィラキシーと呼ばれる症状がでている可能性があります。
アナフィラキシーは、アレルギーの原因物質が体内に入る事で、一つの臓器にとどまらず複数の臓器に強い症状が現れる過剰反応のことです。
症状が重くなるとアナフィラキシーショックといい、アナフィラキシーの症状にさらに血圧が下がり意識がもうろうとして、発症から短時間で亡くなる場合も。
呼吸困難や血圧が下がって意識がもうろうとするときは、救急車を呼び、早急に医療機関で適切な処置を受けましょう。
食物アレルギーは、食後はじんましんのみが出るだけであっても、数分後には咳をしてゼイゼイし呼吸困難になったり、腹痛や嘔吐、意識が無くぐったりしてしまう事があるため注意
が必要です。
蕁麻疹と共に発熱がある場合は感染症の可能性あり
蕁麻疹はどれほど全身に出ていても発熱はありません。
もし、発熱がある蕁麻疹になったら、原因には熱を出す病気がある可能性があります。
この状態で蕁麻疹止めの内服薬や点滴を使用しても効果がないため、かかりつけの病院でみてもらうことが大切です。
感染症はどの部位に生じても一般的な咽頭、気管支、腸管の感染症が多い。
特徴は一般的な感染症状(発熱、咽頭痛、咳、鼻水、下痢、腹痛)に蕁麻疹が伴っていることで蕁麻疹に対する治療の効果がないことです。
一定以上の発熱を伴う場合は血液検査やCT等を撮影することもあります。
治療に抵抗する発熱を伴う蕁麻疹は、細菌に対して抗生剤、真菌に対して抗真菌剤を使用し治療を行うことが必要。
発熱の原因である疾患が手術による治療を必要とする場合もあるため、蕁麻疹は見た目が非常に派手で目を引き易いことからすべての症状について蕁麻疹によるもののように考えられがちですが全く別の病気が原因で誘発されていることも少なくないのです。
病院受診する
ステロイドの飲み薬や点滴は効果がないため、ひどい蕁麻疹のときに投与されます。
一時的に多少の改善傾向を認めても結果的に原因となっている感染症を悪化させることもあるからです。
蕁麻疹だから放置すると感染症が悪化し入院となってしまうことも!
発熱のある場合は他の病気と同じで早期の受診が必要です。虫歯、蓄膿症、胆石、腸管憩室なども原因。
予防対策
蕁麻疹はアレルギー反応のひとつとして生じます。また、ストレスが溜まっている・疲れている・寝不足である・体調が悪いなど、免疫力が低下しているときに出やすくなります。
そのため、蕁麻疹の予防・改善のためには、まずはアレルギーの原因物質を避けること。さらに、心身ともに健康でいることが重要です。以下のポイントに留意しましょう。
十分な睡眠をとる
栄養バランスのとれた食事をする
ストレスを溜め込まない
症状を悪化させないために避けるべきこと
蕁麻疹は血管が拡がっているときに出やすい性質があります。症状が見られる時期は以下の行為は避けましょう。
- 湯船に浸かる
- お酒を飲む
- 激しい運動をする
患者さんからの情報が一番重要になり、そこから推測して検査を行うことになるので、なにも思い当たるものがない状態では行うことができません。
なるべく多くのヒントをいただければ原因にたどり着き易くなります。蕁麻疹は原因が多岐にわたるもので治療も長期間に及ぶことがある病気です。軽く考え放置せず病院にかかるようお願い致します。
まとめ
蕁麻疹はその日の体調や食事など、体調の変化で出やすくなります。
私もストレスがたまっていたのかカレーライスを食べて、夜中頃に全身の痒みで起きました。
元々豚肉アレルギーではないですが、ストレスが原因で蕁麻疹が起きたのでビックリしました。
蕁麻疹の症状が悪いと命にかかわる危険性があるため注意が必要です。