ドライアイで目薬がしみる!これって病院に行くべき?

ドライアイとは、涙の量や質のバランスの崩れから起こる病気で、年々ドライアイ患者さんは増加しているようです。
ドライアイになってしまっている場合や、目の渇きが気になって市販の目薬を頻繁にさしてしまっている場合は、
目に負担をかけない方法を知り、生活習慣の改善や治療に取り組みましょう!
それでは、さっそく簡単なセルフチェック項目を作ってみましたので、どれだけ当てはまるかチェックしてみてください。
ドライアイの症状セルフチェック!全10項目

1:目が乾燥する感じや赤くなっていることがある
2:光をまぶしく感じやすい
3:目が疲れやすい
4:目がかゆい
5:目がゴロゴロするなど、不快感がある
6:かすんで見えることがある
7:目が痛い
8:目やにが出る
9:涙が出る
10:目の奥が重たい感じがする
どうでしょうか?とっても簡単なチェック項目ですので、概ね当てはまってしまったという方は一度専門的なアドバイスを元に改善に取り組めると良いですね。
とは言え、忙しい毎日を送られている方にとっては、早くても一カ月後まで予定の調整が難しかったり、病院の開いている時間に動くことが出来なかったりと、
すぐに改善したいと思う気持ちと現実問題の折り合いがつかないこともありますよね。
病院に行ける日までできるだけ、目を労り、疲れを取る方法をご紹介しますので、
これ以上悪化させないためにも日々の習慣に取り入れてみてください。
目を労る、日常で出来る「愛」ケア
・スマホやPCで作業をする場合は距離を意識して。
距離が近いと、近くのものにずっと焦点を当て続けなくはならず、筋肉の緊張や疲労がたまる原因にもなります。
・目を長時間緊張させすぎない。
これも上記と同じ理由で、目の筋肉の緊張が続くことで血行不良や、疲労をためることに繋がります。
PC作業中など画面をずっと見ている場合も、定期的に視線を上げて周りを見るなど、右側左側にも視線を移すように心がけましょう。
ちょっと辺りに目を配るだけでも、思いがけずリフレッシュになったり、気づくことがあったりと良いことがあるかもしれません。
・PCなど一定時間目を使って作業をする場合、環境にも配慮して。
寒かったらブランケットを膝にかけたり、ホットコーヒーをデスクに置いたりするように、目にとっても出来るだけ仕事や作業をしやすい環境づくりを考えてみましょう。
目にとって涙の潤いは欠かせません。空間の乾燥対策や直接目に風が当たるような環境では眼鏡をつけるなどの工夫が必要かもしれません。
乾燥だけでなく目が頑張ってピントを調節しなくてはならない状況の改善も必要です。
例えば、周りの照明や文字の大きさ、画面の明るさ、作業を行う姿勢など、出来るだけ目に負担のかからない状況づくりにも取り組むようにしてみましょう。
・目の緊張をほぐす
マッサージやホットタオルなどで目の周りの血行を良くし、緊張を緩めましょう。
目は温めるケアと冷やすケアがあり、目の疾患がある場合は医師に相談してから行うようにしてくださいね。
アーユルヴェーダなど伝承医学では、目は熱のエネルギーを持っているため(私は疲れると目の奥が熱く感じたことがあります!)
冷やしてバランスを整えるケアが紹介されています。
PCなどの光も熱のエネルギーを持っているので(光も集まると熱くなりますよね!)、酷使による疲労や炎症の場合は冷やすことで整える良いようです。
ただ、ドライアイの場合は疲れや緊張による血行不良や、何らかの原因で涙の調子が悪い状態ですので、
血行を改善し目の奥の筋肉の緊張を和らげることを目的として温める方が効果的なようです。
マッサージも目の付近は柔らかいので避けて、眉毛の上にこぶしの第二関節を押し当てるなど骨の近くをほぐすようにしてみましょう。
ちなみに、眉毛はかなり凝っていることが多いのでこぶしを押し当てると痛いです。
ついでにこめかみも軽くプッシュしてみると、それだけで目の奥の重さが楽に感じられます。
耳や頭皮を一緒にマッサージしてみるとより目やまぶたがすっきりとしてくるはずです。
お風呂で髪の毛を洗うついでに、目のケアもしてみてはいかがでしょうか。
・目薬を利用する。
涙の潤いのバランスが崩れているということは、外から補うことも可能です。
しかし、乾燥が気になることから市販の目薬を差すのが習慣化してしまうと症状が悪化してしまうこともあるようです。
防腐剤の入っていない、ドライアイ専用の目薬を選ぶようにし、薬剤師さんがいる薬局では相談してから購入すると安心ですね。
いつも当たり前に使っている目に少し思いやりを持って、「愛」ケアに取り組んでみてください。
目薬がしみてしまう原因
しみる薬剤が入っている目薬もありますが、これまでしみなかったのに突然しみるようになった場合は目の調子が悪いと考えらえます。
目の表面に傷がついてしまっていたり、ドライアイによる乾燥で目の表面に細かい傷ができていたりすると、目薬がしみてしまうようです。
その場合は傷を癒すことが目的になるので、ただ潤うことだけを目的にした目薬では効果がなかったり、成分によっては傷にダメージを与えてしまったりすることもあるようです。
習慣的に差している目薬が、しみるようになっているのであれば使用を中止し、病院で正しく処方されたものを使った方が早く快適な状態に戻せるかもしれませんね。
ネトラバスティ

最後にインドの伝承医学、アーユルヴェーダでのアイケアでネトラバスティというものがあるそうです。
目の周りに土手の様なものを作って目を囲い、『ギー』というオイルを注ぐもので、目のエステとも呼ばれているそうです。
ドライアイなどの乾燥や疲れ、緊張している筋肉をほぐす効果などがあるとされています。
日本でも施術を行っているサロンがあるそうですよ!
とっても奇麗なウルウル目のヨガの先生から、お話を聞いたことがあります。
なんだかちょっぴり怖そうな気もしますが、体のサインを受け取ってその都度新しいケアと出会いながら、自分の体と長くお付き合いしていけるようにしたいですね。