「何で結婚しないの?」うざい質問への上手な返し方

働いている上司に何度も結婚しないのかと何度もきいてくるとうんざりしますよね!?
今は昔と違ってお一人様でも楽しく過ごせる時代になっています。
結婚しないのかはマリハラと呼ばれています。
マリハラとは?マリハラから自分を守る対策法などについて紹介します。
結婚しないのハラスメント(マリハラ)に悩む人たち
マリハラとは?
マリッジハラスメント(マリハラ)は、未婚者に対し結婚しない理由を必要以上に問い詰めたり、結婚しないことを責めたりする嫌がらせ行為のことです。
「結婚したいけどできない、そもそも結婚したいと思っていない、パートナーはいるけど、事実婚で良い」など、結婚していない理由は人それぞれです。
既婚者から結婚を押し付けられ、人知れず悩んでいる人、その想像力の欠如による心ない言葉で深く傷つけてしまうことです。
「結婚しないの?、早く結婚しないとヤバイよ?」会うたびに言われるのが面倒くさい
「いい人紹介しよっか?」と勝手に出会いをセッティング、独身だからといって残業や休日出勤が指示される。
結婚の話題がNGワードとなっているのが暗黙の了解となっている
「結婚はいいもんだよ~」と言いつつも数時間後には「結婚はするもんじゃないよ~」と愚痴
マリハラは善意や親心という名のもとで結婚という価値観を押し付けているため、マリハラをしている本人にとっては悪意がありません。
悪意がないせいでパワハラであると被害を訴えづらいという特徴があります。
「余計なお世話」「他人に言われる筋合いないし」って内心思ってしまいますよね。
「結婚しないつもりもないし、いい人がいればしたい」
「しばらくお一人様を楽しんで縁があれば…」
「結婚したいけど家庭の事情があってできない」
「いい年だし焦る気持ちはあるけどなかなか相手がいないし…」
人にはそれぞれ言わないだけで事情があります。
それを心の中に土足で踏み込み、言いたいことだけ言って結婚を押し付けてくるのがマリハラ。
結婚は1人でできるものではなく、何よりも縁やタイミングが大切です。
「結婚してこそ一人前」という過去の価値観が根強く残っているため、結婚をしない独身者はマリハラに悩まされ続けています。
たとえ、悪意のない善意や親心であっても不愉快な気持ちしか残りません。
余計なおせっかい!職場でマリハラをしてくるのは?
- 同僚
最近結婚した同僚から「結婚はいいよ~」と言われた場合、たいていは「ふ~ん、そんなものなのね」と感じ、「まだ結婚したくないからいいよ」と本音を伝えることができます。
後輩であれば、先輩に対して上から目線で結婚を押し付けることは少ないでしょう。マリハラ的な言動があっても一蹴できますね。
- 先輩や上司
職場の先輩や上司によってマリハラが行われているのです。
シンプルに「結婚はいいよ」と善意のアドバイスであることもありますが、結婚マウンティングの場合もあるので侮れません。
どちらにしても余計なおせっかいであることには変わりありませんが。
実はマリハラは、相手との関係性や親密度によってハラスメントか、ただのジョークなのか受け取る側の気持ちが影響します。もし、仲の良い先輩や上司だったら冗談で返すこともできますが、大して仲も良くない相手なら…不愉快極まりない言動ですよね。
マリハラとは違う?おひとり様を悩ませるソロハラ!
結婚に関してのハラスメントをマリハラでソロハラは?
ソロハラは、ソロハラスメントの略で「おひとり様」「ソロで生きる」人生の生き方の根本を否定することです。
生涯未婚率は年々上昇傾向にあります。
1970年代では2%だったのが2017年には男性が16%、女性で7.3%でとなり、2022年には男性が20.1%、女性では10.6%となると予想されています。
生涯未婚率はこれからも上昇するといわれ、2人に1人はおひとり様という時代も遠くないのかもしれません。
「お一人様」「ソロ」は結婚をしないひとつの生き方の選択であるにもかかわらず、世間は何とか結婚にこじつけようと婚活ブームや婚活施策に必死です。
結婚をしないという選択をした人は、「幸せになれない人」「おかしい」とレッテルをはられ、昇進に影響することも…。
「いい年をして結婚をしない人は信用できない」「未婚の人間に部下の育成ができない」と理解不能な偏見がソロハラの現実です。
挙句の果てに、結婚をしないと孤独死するよとソロ人生を全否定される…もう嫌がらせレベルではなく脅迫ですよね。
マリハラやソロハラをうけると、人生や存在を否定され続けると、独身であることやおひとり様に信念を持っていたとしても「結婚できないのは自分がダメなんじゃないか」「結婚しない自分はおかしいんじゃないか」と自己肯定感がダウンしていまいます。
パワハラやセクハラと同様、心身を病み退職を選択する人も少なくありません。
女性だけでなく男性の被害者も増加中!
マリハラやソロハラは女性が被害者というイメージがありますが、最近は男性被害者も増加しています。
女性は出産というライフイベントがあるので、「早く結婚した方がいい」「若いうちに子供を産んでいた方がいい」とプレッシャーをかけられます。
では男性のプレッシャーは?というと、企業によっては結婚が仕事に影響するためプレッシャーがかかるとされています。
男性が被害を受けるソロハラの事例
- 結婚しないと一人前になれないよ
- 家庭を持っていないから責任感がないんだ
- 結婚したことないのに部下を任せられない
- 気楽な独身者はいいよな
- 独身だから昇進しなくてもいいんじゃないの?
- 結婚していないからダメなんだ
などはあり得ません。一生懸命仕事をしているのに「独身」「結婚をしていない」というだけで仕事の評価や査定にするなんて、もはやパワハラです。
対策法
- とりあえず受け流す
「右から来たものを左に受け流す…」と一時期ブームがありましたが、最も良い方法です。聞いたふりをしながら沸き上がるイライラを押し殺し愛想笑いで受け流しましょう。
- ちょっと面倒くさくなったら…価値観をアピールする
マリハラ・ソロハラ加害者にはなかなか価値観を理解してもらえませんが、「〇歳までは仕事一筋でいきます」「結婚する気ゼロなんです」と、自分の人生観や結婚観をズバッと伝えるのもひとつの方法。
マリハラ・ソロハラを受けていると相手に対して嫌悪感を抱いてしまいがちですが、あくまでも善意・好意なお節介ということを理解して、なるべく穏便に済ませられるようにしましょう。
嫌悪感を抱きながら対応していると、ギスギスした関係になり職場の人間関係が悪化したり職場環境にも影響があるので気を付けなければいけません。
結婚しない方が幸せという生き方は尊重されるべき
妄想で突っ走るタイプ
好きな人ができたときに妄想が先走ってしまうタイプは、独身でいた方がより自分の気持ちを大事にできるかも。妄想が膨らみすぎて、現実とのギャップに居心地の悪さを感じることがあります。
妄想で思い描いたような華やかなものではない、相手の所帯じみた姿を大事にして、地味に素朴に2人で生活を送っていくことに苦手意識が強いなら、無理に結婚という選択肢を選ぶことはないのかもしれません。
浮いてる? と感じることが多いタイプ
物事の捉え方がちょっと周りと合わないなと感じることが多い人は、相手が同じような感覚を持っていない限り、無理に結婚という道を選ぶことはないかもしれません。もちろん、お相手が自分と同じような感覚を持った人なら逆にベストカップル!
無理に結婚生活を送ろうとすると、感情の表し方が過剰になったり、周囲を振り回したりする傾向が強くなる恐れがあります。逆を言えば、「この人ちょっと独特だな」と思う人と出会ったら、本人がその独特さを自覚できているかを少し探ってみるといいかもしれませんね。
気分の移り変わりが激しいタイプ
気分の移り変わりが激しいタイプは、それに合わせるのがたいへんで、結婚相手が時間の経過とともに疲れてしまうかも……。また本人としても、このままでは見捨てられるのではという不安が次第に強くなって慢性的になってしまう可能性があります。結婚してもなかなか心の平穏を得ることができず、愛情を求めながらも孤独感をますます深めてしまう結果になりかねません。
自分大好き! タイプ
人間の幸せに自尊心は欠かせません。しかし、何事も加減が重要。自己像が肥大化してしまうと、ありのままの自分を愛せなくなり、理想とのギャップに苦しむことになるかも。
人は皆それぞれ特別な存在です。ですが、自分を特別視する気持ちがいきすぎると、裏返しで他人からの評価に過敏になりがち。結婚相手にもそういった部分で依拠するようになるのなら、もっと自分の時間を大事にした方がいいです。
昨今は社会構造の変化により、さまざまなライフスタイルが受け入れられるようになりました。一昔前では結婚しないことがあたかも「性格的に問題がある」かのように言われることもありましたが、今ではそれもひとつの選択です。
まとめ
結婚するしないは本人の自由なので、無理やり結婚させても意味がない。
今は結婚しなくても1人が楽という人はたくさんいます。
会社で働いている人は、マリハラされないように対策法を知っておくことが大切です。